癒し系の声と丁寧なガイドが魅力のAsami先生、インターンとしてコミュニティクラスを担当していただいています。ヨガへの真摯な思いと優しい視点、これからヨガを始める人にとっても話しやすい、親しみやすいインストラクターさんです。
注:コミュニクラスとは… 無料や通常より低額で受けられるレッスンで、経験が少ない指導者が行うクラスや、スポーツブランドが顧客との繋がりを強くするために行うことが多い。SVAHA YOGAでは、PWYW(Pay What You Wish: 望むだけ支払う方式)を採用しています。
そんなAsami先生の横顔とヨガとの関わり、どうぞお読みください!
■ ヨガとの出会いについて教えてください
5年前、会社の同僚が社内ヨガを開催してくれたのがきっかけでした。それまでもホットヨガをやっていた時期もあったのですが、暑さに耐えられなくて続かず…。
常温でヨガをしてみたら体が軽くなった感覚がして、「体に良さそう!これなら続けられる!」と思ってヨガスタジオに通うようになりました。
■ ヨガといえば「ホット」というイメージがあった時期もありますよね。そこからはスムーズに継続した練習に繋がりましたか?
そうですね。常温スタジオの方が私には合っていたみたいで、週1、2回のペースで続けていました。2年前に父が病気になり実家に戻っていた時期があったんですが、実家からもヨガスタジオに通っていました。
看病中ですし、悲しい気分になることもありましたが、ヨガに行くと少し気分が軽くなっていました。思えば、これがインストラクターを目指すきっかけです。
■ ヨガのどんなところに惹かれていますか?
程よく汗をかいてスッキリするところも気に入っていますが、呼吸やポーズを通して、今の自分の状態を感じることができるところです。
特に私は主観的になりやすいし、自分の見えてるものが100%だと思いやすいタイプで(笑)ヨガの時間は、自分を客観的に観察することができる貴重な時間です。
アンジャネアーサナ(三日月のポーズ)それほど難しく見えないけれど全身にアプローチできる奥深いアーサナ
■ それがわかっているなら十分に客観的ですよ(笑)
ヨガの呼吸やポーズに集中するほど、私の場合は心の動きに集中するみたいで、「あ、私って今こんなことに悩んでるんだ」と気づくことが多いですね。
■ 自分を俯瞰で見るような?
そうですね。なんだか心がモヤモヤする…で終わらず、(何にモヤモヤしているかが)明確に分かれば「じゃぁ、どうしたらいい?」と考えやすいので、ヨガが終わると心がスッキリします。
しかも運動不足も解消されて、体と心の両方のバランスが取れる時間がヨガの時間なんです。
■ ヨガ以外にも体を動かすことはしていますか?
実はフラダンスをやっていて、当初は純粋なハワイ好きから始まったんですけど、いまや始めて8年ぐらい経ちます。
■ ヨガよりも歴が長いんですね。
そうですね。最初はカルチャークラスに通って、もっとうまくなりたいと思うようになって本格的なスタジオに入り直しました。
せっかくなので何か目標がほしいと思い、日本で行うコンペにエントリーしました。本当に仕事よりもフラに時間を費やすぐらい練習して(笑)、おかげでコンペの1つの部門で優勝、ハワイにも招かれて踊ることができました。
■ すごい。そして努力家ですね!
そうかもしれないです(笑)やるからには突き詰めたいと思うタイプですね。
フラのコンペティションで入賞、ハワイでも踊りを披露!
■ フラもして、ヨガにも通って、お仕事も続けられていて、お忙しいと思いますが、スヴァーハヨガに参加するきっかけは何だったのでしょうか?
フラダンスも好きでしたが、同じくらいヨガも好きで、新たな目標としてヨガ講師になるためのトレーニングを受けたんです。RYT200というヨガ講師の認定を取得してからはインストラクターの求人を見ていました。
あ、最初に話した同僚が社内ヨガをしてくれた会社に今もいるので、会社員なのですが副業もOKだし、せっかくだし…と思って。
でもなかなか条件が合わないんです。経験1年以上とか書いてあって。これだと一生イントラになれないかも…と思っていたときに「経験のない人はインターンとしてやってみませんか?」という募集を見て応募したんです。
■ インターンとして仲間入りされたわけですね。
そうです。オンラインレッスンの機会をもらい、毎回レッスンの後にスタジオディレクターからフィードバックをいただいています。また他の先生のクラスに参加させてもらいポーズや指導方法について、とっても勉強になっています。
今もまだスタジオではコミュニティ・クラスという形で経験を積んでいます。
■ 指導者としての経験も積まれて。
ヨガのシークエンスを一から考えることも、生徒さんに教えるということも一からのスタートでした。
こんなヨチヨチな私がクラスを開けるのも、今までスヴァーハが生徒さんと築いた絆や信用の上にあると思っていて、クラスをさせてもらっていることに感謝しています。繰り返しレッスンをやって、フィードバックをもらって…少しずつ経験を積ませてもらっています。
生徒さんの中には毎回参加してくれる方もいて、一緒にヨガの時間を過ごしてくれる大切な存在です。そこで少しでも「気持ちよかった」とか「ほぐれた」とか言葉をもらうと嬉しいですし、「これからももっと頑張ろう」と思えます。
■ 今後どんなヨガの先生になりたいですか?
生徒さんの状態や気持ちを大事にして、一人ひとりに寄り添える先生になりたいです。
ヨガをやる前よりもやった後の方が、心も体も少しでもプラスに、良い状態になれる、そんなクラスをやっていきたいです。
■ 先ほど話していた、ご自身が生徒として通っていたスタジオでの貴重な体験を、あさみさんも提供していきたいということですよね。お話を聞いていて、ヨガを通じて人間的な成長をされているのだと感じました。
そのように言ってもらえて恐縮です(笑) 今の考えに至ったのは、ヨガの考え方、思想からの影響もあると思います。
■ 例えばどのような思想に影響を受けられたのでしょうか?
ひとつはアライメントの概念ですね…アライメントというのは骨や筋肉を適切な位置に置くことで、つまり「ポーズが出来るかどうかじゃなく、ポーズに向かって正しく体を使うことが大事」という考えなのですが、これが好きです。
それまではアサナ(ヨガのポーズのこと)ができなかった日は「練習が足りない」とか「なんで出来ないんだろう」とマイナスな感情になってしまうこともあって。
でもこの考えのおかげで、出来るかどうかだけじゃなく、もっと違うことも大事にしようと思えて、ヨガへの向き合い方が変わりました。
■ 誰でも得意・不得意はありますもんね。ちなみに好きなアサナ、苦手なアサナなどはありますか?
好きなのは股関節にフォーカスしたアサナです。トカゲのポーズやアルダハヌマナーサナ(半分の猿王のポーズ)、三日月のポーズなど。簡単そうに見えて奥が深く、丁寧にやれば全身が生まれ変わるような気分になります!
アルダハヌマナーサナ(半分の猿王のポーズ)でハムストリングをストレッチしながら体幹の意識も培う
逆に苦手なのは後屈系です。上半身が硬くて…自分でももっと練習して、ポイントや練習法などを生徒さんに伝えられるようになりたいですね。
生徒としても先生としても、課題はまだまだたくさんあります。今は自分の用意したシークエンスしか出来ていませんが、参加された生徒さんの状態やレベルに合わせて柔軟にシークエンスを変えていけるようになりたいです。
■ 努力家のあさみさんなんで、きっと大丈夫です。その先の夢なんかがあれば教えもらえますか?
住みたい場所が決まっていて(笑) それこそハワイか鎌倉に住みたいと思っています。そこに住めたらご近所さんを呼んでヨガをやりたいなって思ってます。今は「何十年先になるんだろう」という状況ですが、叶えたい夢なので聞かれたら必ず言うようにしています。海と人と美味しいご飯に囲まれて生活するのが夢です!
■ ありがとうございました。最後にこれからヨガを始めようかな、スタジオに行ってみようかなという方にメッセージをお願いします。
ここまでお読みいただきありがとうございます!
初めの一歩って踏み出すのが怖かったり不安もあるかもしれないですが、新しいことを始めてみようかな、と思われること自体が素敵なことだと思います。
その素敵な気持ちの一歩目にスヴァーハヨガを選んでいただけるならとっても嬉しいですし、「選んでよかった」「一歩を踏み出して良かった」と思ってもらえるよう精一杯サポートをさせていただきます。
スヴァーハヨガをよろしくお願いします!
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